「肩が石のように硬い」
「首から肩にかけてズーンと重い」
日本人の国民病とも言われる肩こり。北九州スポーツ整骨院にも、慢性的な肩こりに悩む患者様が数多く来院されます。
今回は、肩こりの原因と、当院でもおすすめしている「ゆる体操」を使った効果的なセルフケアを解説します。
運動科学者・高岡英夫氏が開発したゆる体操は、力を入れずに身体をゆるめることにより、頑固な肩こりを体の深部から改善へ導きます。
肩こりの3つのタイプ
タイプ1:筋肉疲労型(最も多い)
デスクワークやスマートフォンの長時間使用で、僧帽筋・肩甲挙筋が疲労して硬くなるタイプです。夕方に悪化し、休日は少し楽になるのが特徴です。
タイプ2:姿勢不良型
猫背やストレートネック(スマホ首)など、姿勢の崩れが原因で肩に負担がかかり続けるタイプです。常に凝っていて、頭痛を伴うことも多くあります。
タイプ3:運動不足型
肩まわりを動かす機会が少なく、柔軟性が低下しているタイプです。腕が上げにくい、背中に手が回りにくいなどの症状が出ます。
ほとんどの肩こりの原因は「肩甲骨」にある
多くの方が肩の上(僧帽筋)を揉みますが、肩こりの根本原因は実は「肩甲骨の動きの悪さ」にあることが非常に多いです。
肩甲骨は本来、土台である肋骨の上を自由に動く骨です。しかし周囲の筋肉が硬くなると肩甲骨が肋骨に「張り付いた」状態になり、肩や首に過剰な負担がかかります。
そこで効果的なのが、肩甲骨そのものをゆるめて動かす「ゆる体操」です。
ゆる体操とは?
ゆる体操は、運動科学者・高岡英夫氏が開発した身体をゆるめるためのメソッドです。
一般的なストレッチが筋肉を「伸ばす」のに対し、ゆる体操は筋肉の深部を「ゆるめる」のが特徴。力を抜いて気持ちよく動かすだけなので、運動が苦手な方や高齢の方でも無理なく行えます。
今回は肩こりに特に効果的な2つの体操をご紹介します。
肩こり解消ゆる体操① 肩ユッタリ回し体操
肩を肩甲骨から独立させて大きく回し、肩まわりをほぐす体操です。
やり方(詳細は書籍をご参照下さい)
- 左肩を少し下げて、右手で左の肩まわりを「気持ちよく、気持ちよく」とつぶやきながらやさしくさすります。反対側も同様に行います。
- 腕の力を抜いて「ユッタリ」とつぶやきながら肩を回します。
- 肩が「前→上→後ろ→下」と大きな円を描くように回します。下ろすときは重力にまかせてストンと落とすのがコツです。
期待できる効果
肩こりの解消、肩・肩甲骨まわりの疲労回復、呼吸が深くなる、ストレス解消、リラックス効果。
肩こり解消ゆる体操② 肩甲骨モゾモゾ体操
肩甲骨そのものを動かして、上半身の動きの土台をゆるめる体操です。
やり方(詳細は書籍をご参照下さい)
- 全身の力を抜いて立ち、「モゾモゾ、モゾモゾ」とつぶやきながら、肩甲骨を意識して背中でモゾモゾと動かします。
- このとき、肩甲骨が独立して動くように意識するのがポイントです。
期待できる効果
肩・腕の疲労回復、肩こりの解消、呼吸が深くなる、気持ちが楽になる。テニスやゴルフなど腕を使うスポーツのパフォーマンス向上にもつながります。
毎日続けることが改善への近道
ゆる体操は1回1分程度でできるので、毎日の習慣にしやすいのが魅力です。
- 朝起きたとき
- デスクワークの合間
- お風呂上がり
- 寝る前
スキマ時間に「肩ユッタリ」「肩甲骨モゾモゾ」を行うだけで、2〜3週間後には肩の軽さを実感できるはずです。
こんな肩こりは要注意
以下の症状がある場合は、単なる肩こりではない可能性があります。ご自身で解決しようとせずに医療機関等にご相談ください。
- 片方の腕にしびれがある
- 夜間に痛みで目が覚める
- 肩を動かすと激痛が走る
- 腕が上がらない
まとめ
肩こりは「揉めば治る」と思われがちですが、根本原因である肩甲骨の動きを改善しなければ何度でも繰り返します。
ご紹介した「肩ユッタリ回し体操」と「肩甲骨モゾモゾ体操」を、ぜひ今日から始めてみてください。
書籍情報
- 書籍名:脳と体の疲れを取って健康になる 決定版 ゆる体操 PHPビジュアル実用BOOKS
- 著者:高岡英夫
- 出版社:PHP研究所
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